いちばんやさしいネットワークの本(ネットワークとは全く関係ない)【出来る人の暗黙知】

上記のタイトルの本を読んでいるのだが、全く関係ない所が刺さったので、ブログを書こうと思った。この著者は非常に苦しい思いをして技術を学ばれた印象を受けた。なぜなら、僕自身も同様の体験をしたから。ここにメモとして記したいと思う。

 

【重要】出来る人と出来ない人のギャップは想像以上

 

著者は夫であるネットワークエンジニアで色々と技術の質問をし本に書き下ろしている時に、「なんでそんな当たり前の質問をするの?」と言ったそう。

 

出来ない人から這い上がってきた著者にすれば衝撃的な質問だったそうで、僕も非常にうなずけた。このギャップから社内で一生懸命に勉強してもちゃんとした理解がついてこなく、社内の知っている前提で仕事を進めている人々には上手くは聞けない状況で、どうしようもならない状態のやる気ある人は結構多いんじゃないかなと思う。

 

つまり、出来る人と出来ない人との暗黙知のギャップは目に見えないだけで、非常に大きい箇所もあるということは我々は理解する必要があるのではないかと感じました。

 

まず、ある分野の知識を極めた人は、そうでない人よりも長い時間をその分野にかけてきたという事実がある。そしてその人自身が、他人が持つ見えない知能を大まかに判断出来る知能を持っているとは限らない。そのため、出来る人と出来ない人との認識のギャップが生じてしまう。

ただし、暗黙知を前提に話す事を否定しているわけではなく、昨今におけるIT系に携わっている自分の印象は、専門性のある人とそうでない人との暗黙知のギャップは大きいという事だけは理解した方がお互いの為に良いのではないかと思いました。

 

 

そして、専門性のある人が当たり前な事にたいして、また自分が見ているイメージに対して言語化させようと筆者が質問をしており、彼らは言語化することに対して、苦労していたとあったそう。

 

ここでわかった事は、専門性に特化した知能(例えば技術)を有する人が、必ずしも言語化する能力を有しているわけではないことは理解すべきである。

 

つまり、目に見えないけれども、また数値化や客体化することは難しいような言語化能力や他者の能力を話している内容から大まかに把握する能力を有しているわけでは無いことは我々は理解すべきだと思う。

ちなみにこれらの能力を有している人が多いのはコミュニケーションに特化した職業を持つ人々だと思う。芸人とか。

 

 

以上